①日常管理業務

設備機器などを運転、監視、コントロールし、建物の快適性を確保します。また、設備機器の運用を効率化し、費用の適正化を図る目的もあります。
[ 主な業務 ]
運転・監視業務、日常巡視点検業、オーナー補助業務、トラブル対応業務

②建物・設備管理業務

建物の中にあるさまざまな設備機器の点検を実施し、故障・不具合の前兆を発見します。また、設備機器の故障・不具合が発生しないよう、定期的に手入れや修繕を行います。
＜主な業務＞
建物本体、電気設備、衛生設備、空調設備、機械設備、監視制御設備、防災設備、塵芥処理設備、中水処理設備、特殊建築物、その他設備

③環境衛生管理業務

建物内の空間を衛生的に保つため、空気中にCO₂やチリなどがどれだけ含まれているのかを測定したり、飲料水の品質を維持するために水質の測定などを行います。そのほかに、貯水槽や排水槽の清掃、害虫駆除といった業務も含まれます。
＜主な業務＞
衛生管理業務、害虫・小動物防除業務

④保安警備・清掃管理業務他

保安警備は、警備によって不審者の侵入を防ぎ、建物の利用者の安全を確保します。清掃管理業務は、日常的な清掃を通して建物内外の清潔性と美観を保ちます。
＜主な業務＞
建物清掃管理業務、保安警備業務、管理サービス業務

⑤統括ビルマネジメント業務

維持管理を統括する業務で、具体的には、法令チェックや維持管理費の適正化・節減（省エネルギー）提案、図面管理、劣化診断、中長期計画作成支援などを行います。

A　業務プラットフォーム

維持管理業務は大きく①日常管理業務、②建物・設備管理業務、③環境衛生管理業務、④保安警備・清掃管理業務他、⑤統括ビルマネジメント業務の5つの業務カテゴリーに分けられます。これら業務の①～⑤を日本メックスでは「業務プラットフォーム」として、業務品質・安全の確保に努めています。

B　ライセンスプラットフォーム

業務プラットフォームの実施にあたっては、建築基準法や電気事業法、水道法、労働安全衛生法、消防法、浄化槽法などの様々な法的制約が関わり、それぞれ資格者や事業所登録などが必要となります。業務を実施するためのスキル・技術力は集合研修や現地OJTにより備えておくことが不可欠です。また、それらの資格者や事業所登録状況をデータベース化してタイムリーに更新し、現行化しておくことや資格者試験受験時での実務経歴情報の把握も確実に行えるようにしておく必要があります。
このプラットフォームを「ライセンスプラットフォーム」と呼びます。

C　パートナー会社との連携プラットフォーム

維持管理業務は、広範な領域での専門的な業務であることから確実な業務実施に当っては複数のパートナー会社でのチームを組んでの遂行が不可欠となります。 信頼のおけるパートナー会社を選出し、継続して実施してもらえるよう良い関係を築いています。
これを「パートナー会社との連携プラットフォーム」と呼びます。

業務プラットフォーム、ライセンスプラットフォーム、パートナー会社との連携プラットフォームを円滑に展開するための仕組みを作り、機能させることが重要です。