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生産者様インタビュー 市川の梨のこだわり

お知らせ2021年8月26日

今、道の駅いちかわでは、「市川の梨フェア」を実施しています。
今年は長雨の影響が少なく太陽の光がよくあたった甘みのある梨が出来上がっているそう。

今回は、道の駅いちかわ梨部会に所属する協力事業者(ペアリー石井園、宇田川梨園)さんにインタビューしてきました。

その前に、少しだけ市川と梨についての歴史を調べてみると、今や千葉県は梨の収穫量日本一ですが、千葉県の梨栽培発祥の地といえば今回訪れた市川という場所。その由来をたどってみると、なんと神社が関係していました。

明和7年(1770)八幡で梨栽培をしていた川上善六が、当時、梨栽培が盛んな美濃の国(現、岐阜県)を訪れ、良種な梨の接穂(つぎほ)を大根にさしてに持ちかえり、「葛飾八幡宮」の別当寺であった「法漸寺(現 廃寺)の境内」で梨栽培を本格化させ成功。その流れをうけ、梨栽培が県内へ広がっていったそうです。
2007年8月には特許庁の地域団体商標登録『市川の梨』『市川のなし』として地域団体商標登録の許可を受け、全国にその名が知られています。

川上善六さんをもっと知りたい方は、是非、広報いちかわもチェックしてくださいね!
https://www.city.ichikawa.lg.jp/pr/2200801/toku20200801.html

では、生産者インタビューです!

Q. 市川の梨畑の特徴があれば教えてください?

  • 宇田川さん:まずは、土壌です。火山灰土なんですよね。そして市川はいわゆる都市農業(東京の玄関口)なので、宅地化とのせめぎあいにあい梨畑一枚あたりの面積はよそに比べると狭く作業効率としては悪いんですよ。それでも、果樹(梨)栽培の方が農作物よりも土地全体を活用できるので、父の代あたりから果樹(梨)栽培に変更された方もおおいのではないでしょうか。

Q. 美味しい梨の見分け方は?

宇田川さん:とにかく色ですね!!!今時期の幸水は元の色はグリーン、それが黄色見がかってきたら食べ頃。8月末からの豊水は元の色は濃いオレンジ、それがキツネ色になったら食べ頃。品種で色が違うので、よければ直売所で聞いてくださいね。

Q. 美味しい梨つくりでこだわっている事は?

宇田川さん:堆肥ですね、うちには精米機があるのですが、それを使用し堆肥の中に米ぬかを混ぜています。

Q. 市川の梨が美味しい理由は?

  • 石井さん:収穫のタイミングで、味が全くかわってくるので市川の梨農家は市場にはださず、手間がかかっても、日々梨畑にいき、その日、食べ頃の梨だけを見極め収穫し、家の軒先(直売所)で直接お客様に届けています。

Q. この仕事の楽しいところはどんなところでしょうか?

石井さん:やっぱり一番は、お客様の声(評価)ですね!
「去年の梨が美味しかったから、またきました」
「お宅の梨が美味しかった」
直売所でそんな声をかけていただく事が、やっぱり嬉しいですし、やりがいに繋がっています。
後は、自分の思い通りの梨ができた時ですね!

Q. 逆に一番、大変だと思う事は?

石井さん:梨農家って、力仕事が多く、かつ労働が集約しています。年に数回、ピークの時期があるのですが特に、今の収穫時期ですかね、熱があっても休むなんてできません(笑)

Q. 梨づくりに地域で取り組んでいることは?

宇田川さん:JA市川には果樹部会があり、横の繋がりが保たれている。会議、講習会、品評会など目上の方から若い方まで栽培技術を学べる機会もおおく、地域ブランド「市川の梨」をみんなで守っています。

Q. 梨の保存方法は?

宇田川さん:今時期の梨は、購入したら、野菜室に入れて保管がいいでしょうね。

Q. 貴方にとって「梨」とは?

石井さん:うーん、難しい質問ですね(笑)
奥様にバトンタッチ。

私にとっては「敵」かな
一同 爆笑)

言う事聞かないし、思い通りにならないし、自然相手だし、どうやって、やっつけてやろうかって!

そうおっしゃる奥様の表情は愛情たっぷりの笑顔でした(編集部)
これからも道の駅いちかわの魅力づくりに寄与して頂いてる協力事業者を積極的に紹介させていただきます!

~~~インタビューおわり~~~

旬の市川の梨を大切な私やあの人へ送りませんか

梨が最もおいしい時期に出荷をしますので、配送日指定はできませんが、美味しさは折り紙付きです!数量限定販売ですので、各品種受付期間内にお早めにお申し込みをお待ちしています。
是非、この機会に市川の旬の味覚をご賞味くださいね。

当社が運営している道の駅いちかわのHPはこちら

道の駅いちかわ
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